lost in blue

雑記、あるいは自意識をこじらせた若者の末路

人類補完計画

エヴァTV版終了。やっぱりよくわからなかった。

この作品を人に勧めるときの文言を考えていた。「最初は普通のロボットアニメって感じだけど、これは根本的にカルトな作品なんだよ。前半の展開はほとんど舞台装置かつ最終話への伏線でしかない。」とか。いやでも本当にそうなのかな。これは僕が今まで2週ほど見たのと、それを踏まえたうえで今回途中まで見た段階で抱いた印象だった。

僕の頭が小さいからかもしれないけど、ぼうっとしていると途中で思考が置いておかれてしまう。しばしば。だから今回せめて補完における論理展開は追いたいと思って最終話を見た。

上手い具合に過去の台詞が挿入されつつ展開していき、抱えていたジレンマが解決されていくような流れはすばらしいと思った。

最終的に「好きになれるかもしれない」となったところはもっと何か根拠があるのかと思っていたけれど、あまりそれらしいものはみられなかった。それが現実を受け止めるということなのかもしれない。その気付きこそがすべてだというようにも取れる。

思っていたよりかはすんなりと終わったイメージだったので、すべてがこれの伏線「でしかない」というのは大げさな気がした。それだけじゃないよ。難解な設定とか作戦とか、すべて含めてすばらしいものはすばらしいとして受け入れていいと思った。

 

人類補完計画の、ひとつになることで補完しあうというコンセプト自体が、前回見たときより強く印象に残った。僕は僕を補完するようなイメージで、安らぎを得ればいいんだ。