lost in blue

雑記、あるいは自意識をこじらせた若者の末路

「怠惰。」

「まあそれしかないだろうな。」

「それでいけると思っているのか?」

「未来が見えていないんじゃない?」

「見えている奴なんているのか?」

「少なくとも、描こうとはするだろ。」

「止まり続けるとしたら?」

「何もしたくないんだろうね。」

「刹那的というのだろうか。」

「破滅の典型だろうね。」

「少なくとも何も見えていないことはわかった。」

「それでいいのか?」

「それでいいと言ってほしい。」

「甘え。」

「それしかないだろうな。」

「どうすれば変わる?」

「まずは行動しかないだろうね。」

「行動がすべて。」

「うん。表出しないと。」

「表出とは、表に出るということか。」

「わかりきったことを聞いても無駄。」

「会話の回数も有限だからね。」

「では。」

「うん。なぜ動けない?」

「動かないから。」

「何故動かない?」

「面倒だから。」

「難しいから。」

「決まってしまうから。」

「他に楽しいことがあるから。」

「見たくないから。」

「頭が痛いから。」

「いつも同じことだな。」

「6つの難だね。」

「それらをすべて葬ればいいのだろう。」

「数」

「それはどうでもいい。それらをすべて葬る。」

「面倒」

「抽象的なのでパス」

「難しい」

「エディタを開いて推敲する。時間制限を設ける。」

「やり方を提示されたので難しくない。」

「決まってしまう」

「これだけではないよ。練習だ。」

「少しくらいなら決めてもいいかと思うけど。」

「他に楽しいことがある。」

「無視する。今こうやって対策を考えている時間は少なくともそれより楽しいと思っている。前に進むことで問題が消える。それは楽しいことだ。」

「見たくない。」

「楽しいことを見ようとしないのか。」

「見たくないのは決まってしまうからではないか?」

「本気で見なくても。ほんの少しでいいから。手を動かすだけで見ないことも可能なんだ。」

「それは根本的解決?」

「そうだと思うよ。」

「頭が痛い」

「さっき薬飲んだ。」

「足りなければまた飲めばいい。」

「酒とか他のもので誤魔化してもいいんだよ。」

「面倒」

「それは抽象的過ぎるので無効な概念だ。」

「終わったか?」

「まだ始まってない。」

「とりあえず書くところからやろうね。」

「君がいてくれたらできそうな気がする。」