lost in blue

雑記、あるいは自意識をこじらせた若者の末路

2021-10-10

帰りは高速移動してバス停に向かったが、バスがなかなか来なかった。なかなか来なかったバスに乗ってトイレに行って電車に乗って自転車に乗って自宅に帰ってきて時刻を確認して屋根裏部屋を開けて荷物を出して屋根裏部屋を閉めて荷物を整理して自転車に乗って飛び出した。日の入りまでわずかな時間でも、息抜きに、買っていた竿でとりあえずルアーを投げたかった。最寄のポイントである川に着く。全体として水がとても減っていて、いつもは滔々と脇の水路から流れ込んでいるところも、水路の水も枯れて何も出なくなってしまっていた。水質も濁りが強く、死んだような茶色の藻がたくさんあった。けれども少しは水面に動きが見えて、生き物の気配をかろうじて感じた。どのみちルアーが投げれたらそれでよく、別のところに行ったりしているともう一瞬で日が暮れてしまうところだったので、投げた。風が吹いたらスピナーベイト。ここまで専門用語的な単語を使うのを拒んでいたのにいきなり出すのはなぜ。違和感が出たのでサブのブログに移動させることにした。何回か投げていると小さな魚が追いかけてきているのが見えた。もう少し先で小魚が跳ねているのが見えた。追われている?そちらへ投げる。やや風でそれて手前に来てしまう。スピナーベイトを水面近くでガーリングのようにして使うと、どうにも水面がざわついているような?再び投げる。今度はかなり遠く、思っていたくらいのところ。同じように水面を引くとまたざわついて、やがて手応えが。合わせる。乗った。かなり引く。でかいニゴイだった。やりとりしているときはやはり心が湧き立つ感覚がある。スピナーベイトでは結局釣れていなかったので、それを達成できてうれしい。取り込む過程で手間取ってしまい弱らせてしまったらしかったので、今日はリリース予定だったが、変更して持って帰ることにする。今日は〆ることにしたが、どうにもそれも若干最初上手くいかなかったようで、そういうところはかなり後ろめたく感じる。やはり野蛮な趣味ではあるかなあという気になる。捌いて今回はムニエルにしていただいた。ありがとうございます。